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エールの活動
- 3.11
今日で東日本大震災から8年が経ちました。
今もなお、行方不明の方、避難生活を送られている方がいらっしゃいます。
大切なのは、風化させない事。
エールではお昼のミーティング時間に、スタッフ皆で黙祷を捧げました。
思い返せば昨年4月、今年度の目標として「災害対策」を掲げました。
特に、医療的ケアを受けている子供達。
5月に開催した第1回のエールcafeでは、
“災害の少ない岡山で、災害対策を身近に感じてもらう”事が目的の1つでした。
そして。
記憶に新しい7月の豪雨災害。
災害の少ないと思われていた岡山で、甚大な被害が出てしまいました。
身近に起きてしまったのです。
今日は、1年かけて行ったエールの災害対策についてまとめたいと思います。
災害の少ない岡山で、なかなか現実味を帯びない災害対策を、より身近に感じでもらい、必要な準備をスタッフと共に考える事を目的に開催しました。
新鋭工業さんのご協力により、足踏み式吸引器の体験会も行いました。
→この後、岡山での豪雨災害が起こり、ご利用様からも不安の声や、他のご家庭での対策等について質問が出るようになりました。
*エール通信発行
通常発行しているエール通信の号外として「エールっ子の災害対策」版を発行しました。
備蓄の呼びかけや、電源のいらない吸引器、避難行動の際に役立つおんぶ紐、その他役立つ情報を小児全ご利用者様に配布しました。
*災害対策についてのアンケート実施
・実際にしている災害対策
・災害対策をするにあたり知りたい事、相談したい事、協力して欲しい事
を教えて頂きました。
*アンケートの集計結果の共有
アンケート質問項目にお答えする形で、
・集計結果
・今、できること
・震災の体験談
を配布しました。
*行政関係部署(県・市)の方との情報共有
・上記アンケート集計結果の提出
・難病に関する会議での発表
・難病地域ケアシステム推進会議への出席
・医療的ケア児に関する会議への出席
*気切っ子カード、緊急用基本情報カードの作成
必要な医療情報をひとまとめにして、ベッドサイドのすぐ目につくところへ貼っておくことにしました。
*災害時用持ち出し物品を事務所にも準備
来年度も引き続き、いつ起こるか分からない災害への備えをご利用者様、関係機関の方々と共に考えていきたいと思います。